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               海の緑黄色野菜といわれる海苔はとても栄養豊富です。
               ビタミン・ミネラルを多く含み、食物繊維もたっぷりな海苔はとってもヘルシー。
               毎日の生活の中に海苔を添えてみてはいかがでしょう?


海苔の標準成分表  (五訂食品成分表2001より)
 100gあたり

★エネルギーはご利用者毎のエネルギー利用率の変動が大きいため、暫定値となっています。

成  分 種  類
単 位 干し海苔 焼き海苔 味付海苔
エネルギー(暫定値 kcal 173 188 179
kJ 724 787 749
水分 8.4 2.3 3.4
タンパク質 39.4 41.4 40.0
脂肪 3.7 3.7 3.5
炭水化物 38.7 44.3 41.8
灰分 9.8 8.3 11.3
無機質 ナトリウム/TD> mg 610 530 1700
カリウム mg 3100 2400 2700
カルシウム mg 140 280 170
マグネシウム mg 340 300 290
リン mg 690 700 710
mg 10.7 11.4 8.2
亜鉛 mg 3.7 3.6 3.7
mg 0.62 0.55 0.59
マンガン mg 2.51 3.72 2.35
ビタミン レチール μg 0 0 0
カロテン μg 43000 27000 32000
レチノール当量 μg 7200 4600 5400
μg 0 0 0
mg 4.3 4.6 3.7
μg 2600 390 650
mg 1.21 0.69 0.61
mg 2.68 2.33 2.31
ナイアシン mg 11.8 11.7 12.2
mg 0.61 0.59 0.51
12 μg 77.6 57.6 58.1
葉酸 μg 1200 1900 1600
パントテン酸 mg 0.93 1.18 1.28
mg 100 95 75
脂肪酸 飽和 0.55 0.55 0.52
一価不飽和 0.20 0.20 0.20
多価不飽和 1.39 1.39 1.31
コレステロール mg 21 22 21
食物繊維 31.2 36 25.2
食塩相当量 1.5 1.3 4.3
廃棄率 0 0 0

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海苔の成分について

 

【炭水化物】

 

糖質(ヌルヌル成分ポルフィラン)、食物繊維

 

食物繊維が多い食品を並べると、海苔は7位になります。(普通の海藻は10位)
料理をしなくても手軽に毎日とれる海苔は、便秘を防ぎ、コレステロールの代謝を正常にします。

 

【タンパク質】

 

大豆が「畑の肉」なら、海苔は「海の大豆」!
乾海苔1枚に含まれるタンパク質は、卵の5分の1、牛乳の5分の1に相当します。
タンパク質は筋肉・血液・皮膚・爪を作り、血中コレステロールを下げる効果があります。

 

【ミネラル成分】

 

カルシウム・リン・マグネシウム・鉄・亜鉛・マンガン

 

「カルシウムが多い食品は?」とくれば、「牛乳・小魚」を挙げることが多いでしょう。
しかし、実はそれらに匹敵するほどカルシウムを含むのが「海藻」なのです。
海藻からできた海苔には、たくさんのカルシウムが含まれています。

 

※カルシウム・・・丈夫な骨や歯を作るのをはじめ、イライラを鎮める作用もあり、不足すると骨量減少や老化促進の原因になります。

 

※リン・・・体の重要な構成要素のひとつで、不足の場合歯や骨の形成障害、歯槽膿漏、筋力低下等を招きます。

 

※鉄・・・便秘・貧血予防に。 海苔1枚が牛レバー一切れ分に匹敵、不足すると息切れ・疲れやすい・免疫機能低下を招きます。

 

【ビタミン】

 

A,B1,B2,B6,B12,C,E,ナイアシン,コリン

 

海苔はビタミンの宝庫で、普通の野菜の10〜100倍も含まれています。
ビタミンB2は、植物性の食品には少ないと言われていますが、海苔には牛乳の22倍、卵の12倍の量が含まれています。
ビタミンCにおいても、なんとレモンやトマトよりもずっと多いのです。
(100g中100〜800mg)

 

※ビタミンA・・・目・皮膚・粘膜を正常に保ち発癌抑制作用もあります。
不足すると肌荒れや免疫力の低下のため風邪をひきやすくなります。

 

※ビタミンB1・・・糖質をエネルギーに変えるため、疲労を緩和する効果があります。
不足するとむくみ・食欲減退・便秘・心臓肥大などの症状を招きます。

 

※ビタミンB2・・・糖・脂質・タンパク質をエネルギーに転換し、皮膚や粘膜を健康に保ちます。
不足すると皮膚・目・神経組織に障害を招きます。

 

※ビタミンC・・・風邪や癌を予防し。血管・骨・筋肉を丈夫にします。
しみ・そばかす・皮膚の老化を防ぎ、ストレス緩和にも効果があります。

 

【EPA,タウリン】

 

海苔にも、わずか(全体の約2%)ですが、脂質が含まれます。
脂肪には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があり、前者は血中コレステロールを増やし、後者は血中コレステロールを下げる働きがあります。

 

EPAは、後者にあたる不飽和脂肪酸で、からだに大変よい脂質なのです。
鰯や秋刀魚など背の青い魚に多く含まれるというEPAは、肥満の原因である中性脂肪を減少させ、脳梗塞を予防してくれます。海苔にも、このEPAが大変豊富に含まれています。

 

EPAと同じように、悪玉コレステロールを低下させるタウリン。
動脈硬化症・脳疾患・心疾患に効果があり、また二日酔い・慢性肝炎・白内障・糖尿病などにも有効とされています。

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海苔の成分について

 

       【ガンの予防】

 

       海苔には、ガンの原因のひとつである「活性酸素」の働きを抑えるビタミンC・E・
        ベータカロチンといった成分が多く含まれます。
        ヌルヌル成分ポルフィランが免疫作用を強化させ、ガンの発生を防ぎます。

 

       【ダイエット食品として】

 

       ダイエットには、栄養価が高く、カロリーが低く、良質のタンパク質が含まれている
       ものがよいとされています。これは、まさしく海苔のことでしょう。

 

       【動脈硬化を防止】

 

       血管の中にコレステロールや脂肪が沈着し、血液の通る道が狭くなる状態を動
       脈硬化といいます。
       海苔に多く含まれるEPAは、血中コレステロールを下げるだけでなく、脂肪などが
       血管の壁に沈着するのを防いでくれます。

 

       【老化防止】

 

       食物繊維が豊富な海苔は、腸内悪玉菌の増殖を抑えてくれます。
       腸内悪玉菌は体内のタンパク質や脂肪を分解し、アンモニア・硫化水素などの有
       害物質を作りだし、からだの老化速度を速めるのです。

 

       また、ビタミンCがシミやソバカスを防ぎ、ベータカロチンによって皮膚の角質化を
       抑えます。
        美しい肌を保つ三大栄養素「コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸」のうち、海苔
       にはエラスチンが豊富に含まれています。

 

       【免疫力を高める】

 

       免疫力の基となる血液中の抗体や殺菌酵素はタンパク質からできています。
        免疫力を高めるためには、タンパク質を充分にとることが不可欠です。
        海苔は高タンパク・良質の不飽和脂肪酸が豊富なので、牛肉や豚肉よりもからだ
       に良い作用をもたらします。

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