★海苔の成分について |
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【炭水化物】 |
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糖質(ヌルヌル成分ポルフィラン)、食物繊維 |
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食物繊維が多い食品を並べると、海苔は7位になります。(普通の海藻は10位) 料理をしなくても手軽に毎日とれる海苔は、便秘を防ぎ、コレステロールの代謝を正常にします。 |
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【タンパク質】 |
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大豆が「畑の肉」なら、海苔は「海の大豆」! 乾海苔1枚に含まれるタンパク質は、卵の5分の1、牛乳の5分の1に相当します。 タンパク質は筋肉・血液・皮膚・爪を作り、血中コレステロールを下げる効果があります。 |
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【ミネラル成分】 |
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カルシウム・リン・マグネシウム・鉄・亜鉛・マンガン |
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「カルシウムが多い食品は?」とくれば、「牛乳・小魚」を挙げることが多いでしょう。 しかし、実はそれらに匹敵するほどカルシウムを含むのが「海藻」なのです。 海藻からできた海苔には、たくさんのカルシウムが含まれています。 |
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※カルシウム・・・丈夫な骨や歯を作るのをはじめ、イライラを鎮める作用もあり、不足すると骨量減少や老化促進の原因になります。 |
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※リン・・・体の重要な構成要素のひとつで、不足の場合歯や骨の形成障害、歯槽膿漏、筋力低下等を招きます。 |
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※鉄・・・便秘・貧血予防に。 海苔1枚が牛レバー一切れ分に匹敵、不足すると息切れ・疲れやすい・免疫機能低下を招きます。 |
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【ビタミン】 |
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A,B1,B2,B6,B12,C,E,ナイアシン,コリン |
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海苔はビタミンの宝庫で、普通の野菜の10〜100倍も含まれています。 ビタミンB2は、植物性の食品には少ないと言われていますが、海苔には牛乳の22倍、卵の12倍の量が含まれています。 ビタミンCにおいても、なんとレモンやトマトよりもずっと多いのです。 (100g中100〜800mg) |
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※ビタミンA・・・目・皮膚・粘膜を正常に保ち発癌抑制作用もあります。 不足すると肌荒れや免疫力の低下のため風邪をひきやすくなります。 |
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※ビタミンB1・・・糖質をエネルギーに変えるため、疲労を緩和する効果があります。 不足するとむくみ・食欲減退・便秘・心臓肥大などの症状を招きます。 |
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※ビタミンB2・・・糖・脂質・タンパク質をエネルギーに転換し、皮膚や粘膜を健康に保ちます。 不足すると皮膚・目・神経組織に障害を招きます。 |
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※ビタミンC・・・風邪や癌を予防し。血管・骨・筋肉を丈夫にします。 しみ・そばかす・皮膚の老化を防ぎ、ストレス緩和にも効果があります。 |
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【EPA,タウリン】 |
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海苔にも、わずか(全体の約2%)ですが、脂質が含まれます。 脂肪には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があり、前者は血中コレステロールを増やし、後者は血中コレステロールを下げる働きがあります。 |
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EPAは、後者にあたる不飽和脂肪酸で、からだに大変よい脂質なのです。 鰯や秋刀魚など背の青い魚に多く含まれるというEPAは、肥満の原因である中性脂肪を減少させ、脳梗塞を予防してくれます。海苔にも、このEPAが大変豊富に含まれています。 |
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EPAと同じように、悪玉コレステロールを低下させるタウリン。 動脈硬化症・脳疾患・心疾患に効果があり、また二日酔い・慢性肝炎・白内障・糖尿病などにも有効とされています。 |